Language:Asian Japanese 日本語
【まえがきPreface】
138億年前、宇宙のビッグバンによって私たちの宇宙が誕生した。46億年前に太陽系が形成され、45.5億年前に地球が出現した。 幾度もの変遷を経て、生命が生まれ、自然の掟である「物競天択、適者生存」のもと、世代を重ねてきた。 かつて地球の覇者となった種も、文明の支えを持たず、ただ一時的にこの世に存在したに過ぎなかった。大自然と環境の変化に直面し、ただ弱肉強食を繰り返すだけの種は、やがて地球の歴史の長河の中へと消え去っていったのである。
6500万年前、霊長類の分化が始まり、700万年前にヒト科が起源を持つ。地球の生命は道具を使い、物事を認識するようになった。 30万年前、ホモ・サピエンスが台頭し、「文明」という二文字が地球に初めて現れた。文字、思想、技能、そして宗教が人間社会に衝撃を与えた。 生存、欲望、部族、国家、掠奪、創造、戦争、融合——これらが人類の歴史を形成してきた。 各段階を経るごとに、人類は自身を省みるようになった。そして数多の先哲の思想や優れた宗教が現れ、人類の進歩を導いたのである。
時は21世紀を迎え、人類の文明は天を覆すほどの変貌を遂げた。多くの物質的領域は頂点に達し、教育の普及、知識の豊かさにより、人類の精神文明もまた平穏な高みへと至っている。 2025年、地球文明は重要な岐路に立っている。一方では、間もなく実用化されるであろう核融合によって、究極のエネルギーを手にし、星間文明へと至り、物質的豊かさを実現する康庄大路が広がっている。もう一方では、国際社会や国内社会の矛盾が深まり、不稳定性が増している。 今日、おそらく地球に住むすべての市民の思考と選択が求められている。権力の指導者たち、資源を握る者たちは、もしかすると自らの先入観を捨て、互いに理解し合い、協力して最後の障壁を取り払い、人類と地球を星間文明へと昇華させ、人類が憧れる理想の世界へと歩みを進めるべきであろう。
本書は三編に分かれており、著者が宇宙や人生について考えたささやかな見解をまとめたものである。誤った箇所もあるかと思われるが、その際はご指摘いただければ幸いである。
China Wing 2025年4月12日
注:『エネルギーのバランスを維持する』上編(宇宙編)には、多くの専門用語や知識が含まれています。最初にお読みになる際は、この部分を飛ばして、まず下編からお読みいただき、本書の内容をご理解いただくことをお勧めします。下編以降は、より平易で分かりやすい表現となっております。
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